プータロー
Pûtarô
プータローとは、仕事をせずにぷらぷらしている人のこと。
【年代】 1952年(風太郎)・1986年(プータロー) 【種類】 -
『プータロー』の解説
プータローとは厳密には学校を卒業しても定職に就かない者(日雇い労働者を含む)をいうが、一般的には無職でぷらぷらしている人(日雇い労働者は含まない)、更に遊んでばかりいるために進学及び進級出来ずにいる浪人生や大学の留年生を意味する。これは表記の変化によるもので、プータローは終戦後の横浜を中心とした日雇い沖人夫や陸上の自由労務者をさして使われた風太郎が語源である。次第に日雇い労働者を含む定職に就いていない者全体を風太郎と呼ぶようになり、表記もプータローで定着。1980年代、プータローは若者を中心に全国的に普及するが、当初の語源を知らない世代にはプータローの『ぷー』が「ぷらぷら」や「poor」を連想させ、日雇い労働者を省く無職者に限定して使われるようになる。(ただし、現代でも人によっては「日雇い労働者=定職に就かずにぷらぷらしている者」と位置づけ、日雇い労働者にプータローが使われる場合がある)
また、2000年以降は類語のニートが普及するが、ニートは働く意思がないの者に限定されているのに対し、プータローは意思はあるが就職先が見つからない者も含まれるため、同じ無職でも意味合いは異なる。
余談だが住居にプータローやプータローホームと呼ばれるものがある。これはフィンランド語の"puu(木)"+"talo(家)"="puutalo(木の家)"である。ちなみに岩手県八幡平スキー場近くにあるプータロー村はこちらのプータローからきており、無職者を意味するプータローが集う村というわけではない。
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