成金(なりきん)の意味・関連語を解説。

成金

成金とは、急に大金持ちになることや、急にお金持ちになった人のこと。

【年代】 1906年(江戸時代~)   【種類】 -

 

『成金』の解説

成金とは元々将棋用語で『歩』が敵陣地に入ると『金』に成る(変わる)ことをいう("ときん"とも言う)。前方に一駒進むだけの『歩』が相手陣地に入った途端『王・玉』の次に重要とされる『金』に成る、そんな様から急に金持ちになるという意味でも使われるようになる。このような意味で江戸時代には既に使われている。成金は努力を積み重ねてお金持ちになったというより、宝クジなどで楽にお金を手に入れたというイメージが強い。このことから急にお金持ちになった人を侮蔑する意を含んで使われることが多い。成金は江戸時代から使われている言葉だが、株式市場が暴落~高騰した1906年、鈴木五郎が株で儲けたことが話題となり、成金という言葉も広く普及した。
また、成金になる要因を頭につけた『土地成金』『自動車成金』『株成金』といった使い方や『成金趣味』『にわか成金』といった言葉もある。

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