がめついの意味・関連語を解説。

がめつい

Gametsui

がめついとは、利益に対して抜け目がなく、押しが強いこと。

【年代】 昭和時代~   【種類】 -

 

『がめつい』の解説

がめついとは自己の利益に対して抜け目がなく押しが強いことを言い、『けち』『せこい』に通じる言葉である。がめついに似た言葉に『貪欲』がある。ただし『貪欲』は良い意味でも使われるのに対し、『がめつい』は嫌みを込めて使われることが多く、良い意味ではほとんど使われない。
がめついは東宝芸術座で1959年(昭和34年)から行われた戯曲『がめつい奴』のヒットともに当時の流行語となった。

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『がめつい』といえば

がめついといえば、解説中にも出てきた『がめつい奴』でしょう。
がめつい奴』は劇作家:菊田一夫(1908-73)による作品で1959年10月5日の初演から9ヶ月(372公演)という日本劇団史に残るロングラン記録をもつ(この記録は1983年、劇団四季の『キャッツ』に破られるまで不動であった)。1960年には三益愛子(1910-)、森繁久弥(1913-)、高島忠夫(1930-)というキャストで映画化、更に1994年には田中美佐子(1955-)、ラサール石井(1955-)といったキャストで舞台公演されている。

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