成り上がり(なりあがり)の意味・関連語を解説。

成り上がり

成り上がりとは、身分の低い者が急に出世すること。
成り上がりとは、貧乏な人が急に金持ちになること。

【年代】 江戸時代~   【種類】 -

 

『成り上がり』の解説

成り上がりとは低い身分の者が急に出世したり、貧乏人が急に金持ちになることや、そういった人を意味する。成り上がりは嫌みや軽蔑の意を込めて使われることが多い。成り上がりを事象に限定した場合を成り上がる、人に限定した場合を成上り者という。
また、和泉・大蔵流狂言の演目のひとつに成上りがある。
【狂言:成上りのあらすじ】
清水寺の縁日の日、主人が太郎冠者に太刀を持たせて参詣に行ったときのこと。太郎冠者がお堂で寝ていると、その隙に水破が現れ、太刀を竹の棒にすりかえてしまう。すりかえられたことに気付いた太郎冠者は、主人に「山芋が鰻になるように、出世をするときは必ず物が成上る」と、物の成上る話しをいろいろ聞かせ、「ご主人の太刀もこのように竹の棒に成上りました」と誤魔化そうとする話しである。

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