ぽっぽ
Poppo
ぽっぽは、下記解説のように様々な意味で使われる。
【年代】 意味により異なる 【種類】 -
『ぽっぽ』の解説
[1] ぽっぽとは「懐(財布)」又は「懐具合」のことで、「ぽっぽが寒い」といった使い方をする。この意味では戦国時代以前から使われている。昭和時代に入ると動詞化されたぽっぽするという言葉が「(懐に)しまいこむ・隠す」という意味で使われるようになる。
[2] ぽっぽとは鳩の幼児語である。また、ここから派生し、芸者の間で子供っぽい男性や色気のない女性をぽっぽと呼んだ。そのきっかけは1901年に幼稚園唱歌として発表された『鳩ぽっぽ』(作詞:東くめ、作曲:滝廉太郎)のヒットである。同年にこういった意味で使われるようになった。
[3] ぽっぽとは汽車の幼児語である。また、昭和時代には、この意味のぽっぽが不良言葉(犯罪者の汽車の隠語)としても使われている。1999年に公開された降旗康男監督、高倉健主演の映画『鉄道員(ぽっぽや)』のぽっぽはここからきている。
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