月9(げつく・げっく)の意味・歴史・関連語を解説。 日本語俗語辞書
日本語俗語辞書ケで始まる俗語一覧月9(げつく・げっく)

月9

月9とは、月曜9時の略で、この時間枠のテレビドラマのこと。

【年代】 昭和時代〜  【種類】 若者言葉

月9の解説

月9とは月曜夜9時に放送されるテレビドラマのこと。1990年代、フジテレビが次々とこの時間枠に高視聴率ドラマを放送したことから生まれた言葉であるため、月9=月曜夜9時に放送されるフジテレビ系の連続テレビドラマというのが正しい。この月9がきっかけで『トレンディードラマ・ブーム』という言葉も生まれている。また、月9の多くはその主題歌がヒットすることも特徴のひとつである。
月9の読みは月曜9時の略から「げつく」と読むが、語呂のよさから「げっく」と読む人も多く、2種類で普及している。

月9の歴史

フジテレビが月曜21時をドラマ枠にしたのは意外に古く、開局間際の1960年代には「ローハイド」「スパイ大作戦」といった海外ドラマを、1970年代には吉永小百合主演「愛のはじまるとき」といった国内の現代劇を放送している。しかし、視聴率の低迷により、1975年からは「座頭市」など時代劇枠となる。1978年にヒット作「大空港」で現代ドラマに戻るが、1980年からは萩本欽一の「欽どんシリーズ」が続く。月曜21時が現代劇で固定されたのは1987年からで、フジテレビの現役社員が実際の仕事と同じ役で登場し、神田正輝、所ジョージ、明石家さんま、田代まさしなど毎回異なるタレントゲストが出演した「アナウンサーぷっつん物語」が第一作である。その後も「教師びんびん物語」「君の瞳に恋してる」「同級生」など順調に視聴率を確保。そして月曜21時が現代劇枠として定着するキッカケとなった高視聴率ドラマが1991年に2本登場する。ひとつは「カンチー」でお馴染み、織田裕二、鈴木保奈美主演の「東京ラブストーリー」、もうひとつはそれを更に超える高視聴率ドラマ、武田鉄矢、浅野温子主演の「101回目のプロポーズ」である。1992年以降も「ひとつ屋根の下」「あすなろ白書」「ロングバケーション」「ビーチボーイズ」など次々と高視聴率番組が生まれ、月9という言葉が誕生する。しかし、1998年にテレビ東京系列で「愛の貧乏脱出大作戦」がスタートし、視聴率低下。更にテレビ朝日系列の「たけしのTVタックル」がジワジワと視聴率をのばし、月9神話は崩れ始める。2004年には「東京ラブストーリー」の織田裕二を主演に抜擢、原作からスタッフまで「東京ラブストーリー」と同じメンバーという手を打つが、それほどの成果は得られていない。原因は月9がターゲットにしていた若者世代のTV離れ、更に以前の月9ファンだった中高年層は前述の裏番組に取られたためと考えられる。

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