小便
Shôben
小便とは、売買契約成立後、一方が不当に契約を破ること。
【年代】 明治時代~ 【種類】 -
『小便』の解説
江戸時代、妾の中に大金を受け取って家に囲われ、適当な時期が来ると病気と称して寝小便(嫌がらせ)をし、暇をもらうという詐欺を行う者があった。こうした詐欺行為はじきに妾の間で横行、中には手切れ金まで取る者もあり、これらを小便組といった。ここから売買契約成立後、売方・買方のいずれかが不当に契約を破る行為を小便というようになる。また、冷やかしだけで、実際には購入しない客のことも小便という。テキヤや証券業界で使われたが、近年、落語や演劇(時代劇)などに聞かれる程度である。
スポンサードリンク
『小便』の関連語
|