エテ公
Etekou
エテ公とは、猿を擬人化した表現。
【年代】 - 【種類】 -
『エテ公』の解説
エテ公(猿公)とは「猿」が忌み言葉(註参照)であることからあてがわれた読み方『えて』と、対象となる人物に親しみを込めたり、卑しめるときに使われる俗語『公』から成るもので、猿を擬人化した言い回しである。エテ公の『公』が親しみを込めて使う場合と卑しみを込めて使う場合があるように、エテ公も使われる状況によって込められる意味合いは変わってくる。現代では相手を侮辱する言葉という悪いイメージが強いが、もともとは親しみを込めた言葉であった。
註)忌み言葉とはいわゆる禁句のことで、受験生に対しての「落ちる」「すべる」がそれにあたる。猿(サル)の場合は「去る」に通じるため、商家を中心に朝の忌み言葉とされていた。
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