中二病
中二病とは、思春期にありがちな行動・思考(症状)のこと。
【年代】 1999年 【種類】 若者言葉
『中二病』の解説
中二病とはタレント伊集院光がラジオ番組「深夜の馬鹿力」の中で提唱した思春期(中でも男子)特有の行動・思想のことで、それまで曖昧に語られてきたものを具体的に考察・提示したものである。症状としては「美味いと思っているわけでもないコーヒーを飲みだす」「洋楽を聞き出す」「タバコを吸うわけでもないのにジッポも持ち始める」などの背伸び(大人の真似事)や「サラリーマンにだけはなりたくない」「大人は汚い」「アメリカは汚い」といった反抗・批判的言動など多くの項目があげられ、サブカル系・尾崎系・自慢系・妄想系といった分類もされている。そしてこうした症状が出始めるのが中学二年生前後であることから中二病と呼ぶ。なお中二病はネタとして生まれた言葉が番組の枠を超え、賛同者を介して広まった言葉であり、医学的にも心理学的にも立証・承認された病気・症状ではない。また、中二病は大人ぶったり、不良ぶったり、又はそれらに憧れる程度に留まるものであり、校則違反程度ならまだしも、喫煙・飲酒・破壊・暴力といった違法行為は中二病の枠を逸脱した単なる不良・DQNとされる。
中二病を意識し過ぎるあまり何も行動出来なくなる人を「裏中二病」、中二病の人を批判・注意・嘲笑する人のことを高二病、高二病の人が中二病を非難・嘲笑する姿を見て非難・嘲笑することを大二病などの派生語も存在する。
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