新人類(しんじんるい)の意味・関連語を解説。

新人類

Shinjinrui

新人類とは、1960~65年頃の間に生まれた世代のこと。

【年代】 1986年 【流行語大賞】 流行語部門・金賞   【種類】 -

 

『新人類』の解説

新人類とは1960年から1965年頃に生まれた世代のことで、団塊の世代と団塊ジュニアの中間に位置する。ジャーナリストの筑紫哲也が若者との対談の中で使ったことから広まり、1986年には流行語大賞・流行語部門金賞を受賞。
新人類は世代によって様々な意味を含んで使われるが、事実検証的にみた場合、生まれた(物心ついた)ときから家にTVのあった最初の世代とされ、それまでの世代がした共有体験が戦争や全共闘運動など社会と深く関わっていたのに対し、新人類の共有体験は受験勉強、マンガ、アイドルを含む産業音楽などパーソナルかつサブカルチャー的なものであった。こうしたことから、それまでの世代と違い、新しい価値観をもつ世代ということで新人類という言葉は使われるようになる。当初新人類は「自分勝手」「無感覚・無感動」などのマイナスイメージを持たれた。しかし、プロ野球で当時活躍した新人類の代表:清原和博、工藤公康、渡辺久信(流行語大賞ではこの3人が受賞)がイメージを一掃。「物怖じしない」「クヨクヨしない」といったプラスイメージも持ち合わせるようになる。しかし、新人類といわれた世代が社会の中心的位置にたつ年齢になったことや、更に新しい価値観をもつ若者が登場してくる中で新人類という言葉も使われなくなる。

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