海千山千
海千山千とは、長く生き、世間の裏表を知った悪賢い人やしたたかな人のこと。
【年代】 昭和時代~ 【種類】 -
『海千山千』の解説
海千山千とは古代中国の故事にある「海に千年、山に千年住み着いた蛇は龍になる」という言い伝えからきた『海に千年山に千年』が略されたもので、長く生き、世間の裏も表も知り尽くしたことでずる賢くなった人やしたたかな人を意味し、古狸や腹黒に通じる。このように本来褒め言葉ではない海千山千だが、中には「海に千年、山に千年」という部分だけをとり、「あの人は海千山千の苦労人」といった使い方をする人も多い。また、「日本が海に囲まれ、多くの山を有する国」ということを表した言葉と思っている人もいる。実際、外交会談で日本の通訳が「海が千、山が千」とそのまま英訳し、意図が伝わらなかったというエピソードも残っている。
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